cb400fourのインナーサイレンサー制作
還暦も近いはず・・と思われるオジサマの乗るヨンフォア。
新車時から乗ってるそうで
自分の環境の変化で乗れない時期もあり、共につかず離れずの
距離を保ち続けてウン十年。
「長い事我慢してきたがこのマフラーのしょぼい音なんとかならんか?」
「いまのいい音は80km/hじゃないと出ないんだ。80km/hじゃ速すぎる。
5〜60km/hぐらいで流して気持ちよくなるようにしてくれ」
しょぼい音にいい音・・。
う〜ん・・人それぞれだから・・と
本人にいろいろリサーチ。
どうやら音が大きければいいってもんじゃないらしい。
いろいろ細かいことを言っていたが
何を言わんとしているかはよくわかった。
情熱は人一倍の様です^^
市販の芯の太さ違いのインナーサイレンサーをいくつか
試してみたがエネルギーの低さかグラスウールなしでも
寂しい音に・・。
市販は安くていいのだけれど・・目的を達成できないのなら
造るまで。
作る過程でもいろいろ試してみたけれど
インナーは最大限太いのがしっくり来るので
50.8mmのパンチングパイプにて。
主な徘徊場所は別荘のある鴨川だそうで
建物が少なく音も吸収されがちか?!
とすこし大きめの音量。
せっかく作るのに
市販のインナーサイレンサーと同じ出入り口じゃ・・・
と出入口はテーパーパイプにて高級感とスマート感をちょっと演出。
ある程度綺麗な音質も欲しいのでもちろんグラスウールは
入ります。
太いインナーと高品質グラスウールで高音はある程度カットし
ずぶとい音と適度な音量を両立。
たいしたことない部品ですが
オートバイにおける排気音は量、質共に結構
気にする人は多いはず。
先ほどオーナーから連絡があり
「連休中乗り回したよぉ〜 最高だよぉぉ〜〜」
とお褒めの言葉を頂き
こちらも嬉しくてこうして書きなぐってる次第です。
連休中押し寄せてきた
VTR1000SP軍団。